技術カンファレンスのスペック

このエントリはiOSDC Advent Calendar 2016の7日目のエントリです。

今日は、何人ぐらいで、何日間、いくらぐらいで開催するか、という技術カンファレンスのスペックのお話です。

まず日程のお話から。

技術カンファレンスって開催日程、いろいろありますよね。
平日に開催するか週末に開催するか、1日開催か複数日開催か。

長谷川は、週末に開催したかったですし、今後も週末に開催したいと思っています。

技術カンファレンスって、多くはチケットを事前に買う必要がある、1日潰れるし、ということで、特に内容がわからない初参加時は参加するハードル高いと思っています。

平日の方が仕事の一環として行けるのでハードルが低い、という方もいらっしゃるとは思うのですが、少なくとも、実績ができて「そのカンファレンスに行くのなら休んで当然だよね」という合意が得られるまでの間は、多くは週末の方がハードルが低いのではないかと思っています。

そんな訳で、iOSDCは土曜日開催としましたし、今後も当面は週末開催、としたいと思っています。

日数については…単に初回ということで会場を複数日押さえる勇気が無かっただけですね。
結局、準備に使おうと思って、金曜日の夕方から押さえていた会場の時間を延長して前夜祭をやることになりましたし、ちょっと勇気を出して日曜日も押さえておけば良かったなあ、と思っています。
(誰も来なくて「一人もくもく会」になっても、押さえているのが1.5日 → 2.5日になっても、「いたっ」が「いでででで!」になるぐらいですしね。)

日数については、1.5日でも少し物足りなく思っており、次回は2.5日開催にしたいな、と思っています。

会場を決めて日程を決めると、「チケットどうしようかな」という話になります。売る枚数と、値段ですね。

会場に入る人数は会場のスペックで決まってきます。
何割ぐらいのノーショウの方(チケットを買っていて来ない方)がいるかを見積すれば自動的に売るべき(配るべき)枚数が決まります。

東京で開催するイベントでは、一般的には事前支払の有料だと8割ぐらい、会場支払 or 無料の場合は5割〜6割ぐらいが相場でしょうか。

そして、チケットは有料か無料か。

これも好みだと思いますが、長谷川は「週末に安くないお金を払って技術カンファレンスに行くようなガチ勢のみなさん」に来て欲しかったので、最初から有料にしようと思っていました。

ではチケットはいくらに設定するかというと、あまり深くは考えずに、他の1日開催の技術カンファレンスと同じぐらい、4,000円、としました。
iOSDCの場合、スポンサーさまがたくさん参加してくださっていて、その気になればチケットを安くすることも可能なのですが、ガチ勢の方に来て頂くためにも、あまり安易に値下げをせず、お金は参加者のみなさんが快適にカンファレンスを楽しめる様なことに使っていきたいと思っています。

平日開催するか週末開催にするか、チケットは無料にするか有料にするか、その2つでカンファレンスの雰囲気が決まると言っても過言では無いと思います。

iOSDCは、週末に有料チケットを販売する形で開催したかった、というお話でした。