iOSDC Japan 2024を主催した

去る2024年8月22日(木)〜8月24日(土)にiOSDC Japan 2024を主催しました。

2016年からの開催なので今回で9回目、早稲田大学理工学部西早稲田キャンパスでの開催は6回目の開催でした。

だいたい毎年何らか新しい試みをしていますが、今年は大きなところではSwiftコードバトルスポンサーブースビンゴ & キッチンカーが新企画でした。

Swiftコードバトル

カンファレンスをはじめてからずっとカンファレンスの中で対戦できる企画をやりたい、と思っていました。

対戦ができるとカンファレンスの中で「アンセムを聴きながらレフェリーを先頭に入場」「選手はキッズたちと一緒に入場」「先頭のレフェリーは歩きながら入り口付近の台に置いてある何らか(サッカーボールやキーボード)を取る」「2枚目のイエローカード提示してレッドカード提示、選手退場」「VARのジェスチャー」「ビデオをシークしながら反則(?)をチェック」「VARの結果発表」などの「1回やってみたいこと」ができるんですよね。

だけど、カンファレンスのメインコンテンツであるトークで勝敗を(納得感がある形で)付けるのはとても難しい、ということでずっと実現できていませんでした1

そんな中、PHPerKaigiに@nsfisisさんが降臨、コードゴルフのシステムを構築してくれた時に「コードゴルフなら勝敗が明確に決められる」とひらめきまして、(やや強引に)お願いして「短時間で2人が対戦するシステム」として実装してもらいました。

今回は参加者の中から上位8名を選出する予選と、8名からトーナメント方式で優勝を目指す決勝に分けて、カンファレンス事前イベントとして予選を実施しました。

予選のようす@KINTOテクノロジーズ株式会社さま
真剣にバトルする選手2名と「何書いてるのかまったくわからねえ…」と焦っている司会者

結果としては成功だったと自己分析しているのですが、成功要因は「ちゃんと動いた@nsfisisさんのシステムと設問」が最大で、その次が「会場にいらした凄腕Swift技術者」(特に @k_katsumi さん)の解説だと思っています。最近Swiftを書いていない長谷川には選手たちの繰り出す超絶技巧は手に負えず、うまく解説をして頂いて助かりました。次回開催は絶対に最初から解説者をアサインしようと思います2

事前イベントや準備に関わって頂いたみなさん、選手のみなさん、解説者のみなさん、そして成り行きを見守って頂いた参加者のみなさん、ありがとうございました。

スポンサーブースビンゴ & キッチンカー

今回はスポンサーブースが会場内何ヶ所かに分散していました。開催直前までは準備にいっぱいいっぱいだったのですが開催直前になってスポンサーブースにみなさん行ってくれるだろうか、という不安が大きくなってしまい、そのための企画としてスポンサーブースのスタンプラリーを実施することにしました。

スタンプラリー、有効だろうな、と思いつつ使い古されている気がして「いまさらな〜」とか思っていたのですが、スタッフ @RyIw1 さんのビンゴアイデアを発展させて実装しました。

スポンサービンゴ ビンゴカード

これがまたやってみたら大当たり企画で…。スタンプラリー強いですね!スポンサーブースのみなさんからも、参加者のみなさんからもとても好評でした。

自分でもその効果を認識していまして、長谷川、スポンサーブースにご挨拶に行きたいと思いつつ全ブースは回れていなかったのですが、今回は全ブース回れて、これは手に持っているビンゴカードのおかげかなーと思いました。ビンゴカード持ってブース行くと話しかけやすいよね。

今回はスポンサーブースが40あるので40マスか〜ちょっと多いな〜ビンゴ2つにするか〜的な思考でビンゴ2つにしたのですが、ビンゴってマスによって2ラインに関連するマスと3ラインに関連するマスがあるんですよね。できるだけスポンサーのみなさま同じ条件にしたくて、ビンゴカードを3パターン作ってみなさん同条件になる様にしました。

実際当日になってみたら参加者のみなさん当たり前の様に全マス埋めてくれまして、全マスコンプリートの商品が早々に品切れになってしまいました。

スポンサーブースのみなさんについても例年を大きく上回る来訪者がいたそうで、「スタンプラリーおそるべし」と思いました。オーガナイザのみなさんは二番煎じ三番煎じ覚悟で実施すると良いと思います。

そして大盛況の余波は「1ライン揃ったらたこ焼き、2ライン揃ったらクレープ」という賞品設計も直撃しまして、たこ焼き & クレープを提供するキッチンカーも大混雑してしまいました。長谷川もたこ焼き食べたくて並んだのですが1時間弱ほど8月下旬の屋外に立つ羽目になり、その体験含めて楽しいとは言えどもごめんなさい!という感じでした。

その他にも、ネイルアート & ボディペイントやってみたり、玄関マット作ってみたりなど楽しい企画が盛りだくさんの開催でした。

この会場での開催は6回目でしたが、過去開催の中でいちばん1Fのカフェテリアスペースをうまく使えたかな〜と思っています。あのスペースの有効活用は初回開催から課題だったのでとても達成感のある開催でした。

という訳で、今回も大満足の楽しいカンファレンスでした。
参加いただいたみなさん、ありがとうございました!

  1. と思っていたら先日の紅白ぺぱ合戦というイベントでサクッと実現されていて脱帽しました。あの場ではOK、という特異点ではあったけど、すごかった。
  2. 長谷川が現役で書いているPHPだったとしても解説者はいた方が良いなあ、と思います。スポーツ中継でも実況と解説がそれぞれいる様に、役割が違いそうだな、とやってみて思いました。