potatotips #25に行ってきた #potatotips

参加者全員がTipsを発表する というコンセプトの iOS/Androidアプリ開発者向けの勉強会、potatotips #25に行ってきました。
ここしばらくは発表をしに行っていたのですが、ラッキーなことに連続参加が続いていたのでネタ切れ。今日は「iOSブログまとめ枠」での参加でした。

今日の発表について、印象に残ったもののリンクのご紹介と発表を聞いて思ったことメモです。

@kitasukeさん
「SwiftCoreを読んで」

  • Swiftのコードを読んで面白いところをご紹介、という内容。
  • SwiftのコードはC++とSwiftで書かれている。
  • ソースの中には、設計の説明も含まれていて面白い。これ。
  • Arrays, weak.html, SIL.htmlあたりは特に面白い。
  • 未実装の仕様は fatalError(“Not Implemented”) 的になっているので実装してプルリク送るならここがチャンス!いっぱいある!

Swiftコンパイラの一部はSwiftで書かれているそうです。
あれ?じゃあそのSwiftで書かれているところは何でコンパイルしている?というのが気になりますよね。
そう。Swiftでコンパイルしてるんですね。
ある言語があった時にその言語のコンパイラは通常は別の言語で書かれています。
RubyがC++だったり、Javaだったりで書かれている様に。
言語のコンパイラはある程度開発が進むと、自分自身で自分自身をコンパイルできる様になるんですね。
そして、Swiftは一部その状態にまでなっている、ということですね。

@yoneappさん
「チャット文化と相性の良いアプリ配布方法」

  • 個人開発の時はFabricを使っていた。
  • でも、チーム開発になると、ちょっと難しい。
  • 人によってメールの未読がすごくてメールで招待してもメールを見て貰えない。
  • 英語のメールが受け取れないケースもある。
  • DeployGateを使うと事前の招待とかユーザ登録なしにアプリを配布できる。
  • dg deployコマンドでCLIでもアップロード操作可能。
  • ただしdSYMは自動ではアップされない。自分でやる必要あり。
  • fastlane使っても良いよね。

アプリ配布については長谷川も以前発表しました。
微妙に苦労するんですよね。

@woxtuさん
「Facebookに動画を投稿する」

  • Facebook SDKを使って動画を投稿する場合のハマりどころなど。
  • iOS用のFacebook SDKは、iOS端末にインストールされているFacebookアプリと連携することがある。
  • 動画投稿に関しては、iOS用Facebookアプリの特定のバージョン以上のものがインストールされている必要アリ。
  • ドキュメント嫁

Facebook SDKを使ってのFacebook連携は、認証からして、Facebookアプリの有無、iOSにアカウントが登録されているか否かと、分岐が多くて面倒なんですよね。
認証してしまえばシンプルかと思っていましたが、動画に関してはまたしてもFacebookアプリの特定バージョン以上が必要、ということで貴重なノウハウですね。

@tikidunponさん
「Parseでランキングを実装した話」

  • Parseでランキングを実装した話
  • Parseを無料で使うためのハック
  • 匿名ユーザを使う
  • APIのコール数を抑えるためにユーザに関連する情報はまとめて取得する
  • ランキング機能を2〜3日で実装できた。

ParseはこのテのBaaSの中では老舗ですね。
PHPのSDKもあったりして、サーバ側の独自実装とも相性が良いですね。

@cocominapさん
「LaunchKit」

  • iOSアプリの申請周りのWebアプリLaunchKitの紹介。
  • スクリーンショットを作ったり、レビューを見たり、売上を見たり、便利。
  • 他にもアプリ紹介のWebページを作ったり、アプリユーザの行動解析を出来たりする。

これ、良いですね。使ってみようと思いました。

@shmdevelopさん
「iOSアプリでの音声認識実装について」

  • iOSで音声認識しようとした場合、どんなライブラリを使うと良いか。
  • 結果から言うとあまり筋の良いものは無い。
  • iOSシミュレータはマイク入力にも対応している!

このジャンルは要件として上がりやすい割に鬼門ですね。
Siri関連の機能がデベロッパにも公開されると良いですね。

@noliliさん
「100台のiOSデバイスにアプリをインストールする」

  • 100台のiOS端末に大きなアプリをインストールする場合にどうしたら良いか。
  • imkira/mobiledeviceというOSXのPrivateFrameworkラッパが便利。
  • MacにUSBで接続されている端末のUDIDなどが取れる。
  • ipaを指定してインストールができる。

貴重なニッチ系ノウハウ!
OSXのPrivateFrameworkもアツいですね。OSXアプリなら審査を経由しない配布も現実的ですし。

初めてpotatotipsに発表以外で参加したのですが、自分の発表を気にせず楽しめて良いですね!
でも、やっぱり発表もしたいなあ、という発表ジャンキーでした。