転職とサッカーとコミュニティ

長谷川はサッカーの香川選手が大変好きで、ドイツリーグ(ブンデスリーガ)のドルトムントの試合をよく見ています。

サッカー選手は、アスリートの常として、好調な時期とそうでない時期があり、また、タイミングタイミングのチームの監督の目指す戦術、対戦するチームの戦略、自チームのメンバーによって、活躍出来る時期と出来ない時期があります。

ブンデスリーガの1部のチームともなればみんな一流の選手な訳で、所属チームで活躍できなくても、別のチームに移籍したら活躍できることはよくあるし、監督にしてもシーズン開幕から14戦未勝利の監督が解任されて別の8戦未勝利のチームの監督になったら3連勝する、みたいな現象はよく見ます。

今日は、iOS界隈、AWS界隈、PHP界隈のメンバーと美味しい餃子を食べる会に参加したのですが、その中で、iOSDCの初開催の年からスポンサーしてくださった企業の象徴的なメンバーが転職するという話を聞きました。長谷川的にはその企業と言えば彼、というぐらいに思っていたし、彼のトークを聞いてその企業のファンになっていたぐらいだったので、すごくびっくりし、寂しく思いました。
その流れで転職先も聞いたのですが、これがまた、iOSDC初開催の年からスポンサーしてくださっていた別の企業でして。

それを聞いて、前回のエントリで紹介した「We are a community」そのものだな、と思って少し心穏やかになりました。

一流のエンジニアが、あるタイミング、ある組織で力を発揮出来ないと思ったら移籍するのが良いと思うんですよね。で、その移籍先で活躍して、その後、もしかしたら移籍先の状態が変わって、そしたらまた別の組織に移籍して。場合によっては元の組織に移籍するのもアリだし。香川選手もドルトムントからマンチェスターユナイテッドに移籍して、1年目は活躍するものの監督の交代によってその度合いが下がり、古巣ドルトムントに移籍してこの数週間は絶好調だし!

今回の転職のきっかけがiOSDCでのトークだという話もあったそうで、それだけ聞くとiOSDCへのスポンサー参加によって不利益になっている話に聞こえるのですが…きっとそれだけでなはくて、隠れた多数のファンを作っているのではないかと思っています。何を隠そう、長谷川本人も体がもう1つあったらその企業で一緒に仕事してみたいな、と思うぐらいですし。

自分が主催するカンファレンスにスポンサーしてくださる企業って、やっぱり感覚的には身内感・ファミリー感があり、そのみんなが幸せであるためには、カンファレンスにどんどん新しい参加者を呼び、ファミリーのメンバーを増やしていきたいな、と改めて思いました。

iOSDC Japan 2018はまだ開催決定していませんが、引き続き頑張っていきたいと思います。
という訳で、みなさま、良いお年を!

Powered by builderscon

このエントリはiOSDC Advent Calendar 2016の増補改訂版です。

今日は buildercon について。

3日目の記事で、YAPC::Asia Tokyo@lestrratさんに話を聞いた話を書きました。

彼は、2015年に幕を閉じたYAPC::Asia Tokyoの主催を経て、buildersconというカンファレンスを立ち上げています。

buildersconでやりたいことは「エンジニアによる、エンジニアのための」カンファレンスです。。あれ?どこかで聞いたことある?そうですね、何年か前のYAPC::Asia Tokyoのサブタイトルですね。このくくりは絶妙で、使っている言語や技術スタックにとらわれないでおもしろい話だけ聞ける場を作れるのが良い。

buildersconについては、この記事もおすすめです。

YAPC::Asia Tokyoを経て。牧大輔(@lestrrat)がギーク達の祭りをぶち上げる理由

そんなbuilderscon、2016、2017と開催された技術カンファレンスなのですが、それに加えて「カンファレンスのフレームワーク」としての役割も持っており、カンファレンス運営に関するドキュメントがGitHubで公開されています

このドキュメントには、会場のキャパシティに対してチケットを何枚売ると良いか、CfP(トーク募集)をどの様にすると良いか、写真やビデオをどの様にすると良いか、等々、カンファレンスを運営するにあたって知りたいことや、未経験者がイチから思いつくにはハードルの高いTipsなどが多数含まれています。

このドキュメントはMITライセンスのもと公開されていますので、誰でも参照し、参考にすることができます。
iOSDCもこのドキュメントを参考にし、「Powered by builderscon」として開催しています。

これからカンファレンス開催を検討する方は是非一読すると良いと思います。

なお、カンファレンスとして開催されるbuildersconにスタッフとして参加するのもお勧めです。
ドキュメントの参照でも十分に参考になりますが、やはり実際に体験するのは大事ですね!