3年ほど前から参加しているカートレースのDHG Challenge / Enjoy CUP。
Enjoyは2時間、Challengeは3時間の耐久レースで、何人かで1チームとして参加してどのチームが所定の時間内に一番周回できるかを競うレースです。
友人の紹介で初参加して以来カートの楽しさと主催者さんのキャラクターが醸し出す大会の雰囲気が大変気に入って参加してます。
今日はそのうちのDHG Enjoy CUP 第3回でした。
その結果は、なんと、優勝!
DHG Challenge CUPは経験者メイン、DHG Enjoy CUPは初心者向け。
3年やってて初心者向けのレース参加してるのかよ!というところもあるのですが、どんなことでも複数の人が本気でやっている中で1番になるということは本当に難しい上、絶対的に速さが足りなくて勝てなかったんですよね。
リザルトの通り、ベストタイムは決して速くなくて今回は5位。
それならなぜ勝てたかというとチームメンバのツブの揃い具合。長年の親友兼同僚の鈴木と初参加から参加しているのだけどその2人が同じぐらいのタイムで走れることが我々唯一の武器。
ピンクが鈴木、ブルーが長谷川。
ね。粒ぞろいでしょ。
この武器でいつか勝ちたいと思っていたらついに今日勝てたと。
ただ、この勝利は幸運にも恵まれた結果でして。
このレース、2時間の中で7回のピットイン(ドライバ交代)が義務づけられてます。
ラップチャートからも読み取れるとおり1回ピットインすると通常57秒ぐらいの周回が72秒(インラップ) + 69秒(
アウトラップ)ぐらいになってしまうので30秒ぐらい失うんです。
で、本日のレース、最終30分のリザルトで我々19号車がピットインをあと1回残した状態でトップ。2位7号車がピットインをすべて完了した状態で我々の後ろ3秒にいたのです。
これを見て「ああ、また今日も勝てないのか!」と絶望的な想いでピットウォールに戻ろうとしたらピットエリアでスタンド(?)に乗っている7号車が!どうやらマシントラブルで止まってしまった模様。
モノが機械なのでたまにマシントラブルで止まってしまうとかスピードが出なくなってしまうことがあるのです。我々も今までに何度か遭遇していて。
それが今回は我々に発生せず、それどころか抜かれることが確定的な状況のライバルに発生するとは!
最終のピット、1位の状況で長谷川がステアリングを手にした時点でライバルは2号車に変わっていました。
この2号車、長谷川がピットアウトしたらうしろにピタリとつけていて。
しかも長谷川が57.3秒ぐらいで数周したらその間ずっと57.6秒ぐらいで追いかけてきて。
場内に掲示板があるから毎週のタイムが見えるのですね。
自分の方がタイムが良かったときはまだ良いのですが、突然スランプに突入して57.6秒ぐらいの周回が数周!その間2号車はタイムアップして57.3秒で追いかけてくる!
本当に、気が気でなく「はやく終われ!はやく終われ!」としか思わず走っていました。
そしてレース終了を示すチェッカードフラッグが振られたときの嬉しかったこと嬉しかったこと。
数年前にF1でジェンソン・バトンが初優勝した時。
応援しているこちらが「早く終われ!」って思っているところに彼は「すばらしいレースだった。(トップを走っている時は)ずっとこんな時間が続けば良いと思っていた。」みたいなコメントしてて「スゲエなあ」と思っていたのだけど今日また改めてそう思いました。
そしてチェッカードフラッグを受けて一度やりたかったフラッグを持っての1周ウィニングラン!
表彰台のてっぺんに乗り、嬉しい嬉しい週末のイベントでした。
今日までは初心者向けのカテゴリで空気読まず目を三角にして走ってたけど次回からはのんびりエンジョイモードにして初心者込みチームを作ってカート活動の振興に努めようかと思っています。