人生の「ちょうど良い」タイミング

大学院時代の研究室、数年前から軽井沢で開催される夏ゼミや年度末の謝恩会なんかに参加させて頂いています。
昨日がまさにその忘年会でした。

22歳とか24歳とかの学生たちに混じって楽しく飲み、嫌がられてるだろうなあと思いながらも説教臭いこと言ったりしてた訳です。
その中で「20代の頃に若く見られたくなくてひげをはやした」みたいな話をしていたら先生がひとこと。

「自分もその様な経験がある。最近はさすがにそう思わなくなったが人生80年ぐらいだとして若すぎず老いすぎずと思えるのは2週間ぐらいではなかろうか。」

確かにそうなのかもしれない!と心に刺さり、これは忘れちゃいかん、ということで備忘代わりのエントリでした。

iPhone5のヘンな挙動

先週日曜日、いつもの様にiPhone5をいじっていたら突然ヘンな挙動を示すようになりました。

指をタッチパネルに当てているとランダムなタイミングでタッチパネルから指が離れた判定がされその後指を離すまで一切タッチパネルが反応しなくなるのです。

例えば、ホーム画面で左右にスワイプし指を離せばページが切り替わる様な場所でタッチパネルを押さえ続けると指を離していないのにページが切り替わり、その後は左右にスワイプしても全く反応しなくなります。もちろん指を離して再度触れば反応します。

些細な不具合なのですが一部のゲームでは致命的でして。

ホーム画面でも再現すること、どのアプリでも再現すること、アプリのインストール等無く突然発症したこと、一度電源を切ってiOSを再起動しても再現することからハードウェアトラブルと判断、早速iPhoneのApple Storeアプリから渋谷のGenius Barを予約して月曜日に行ってきました。

店舗で担当についてくださった方も「こんな症状は見たことが無い。オモシロイ。」とのこと。

切り分けのためにiOSを復元したいとのことでハードウェアトラブルだと思っていたので時間がかかってイヤだなあ、早く新品交換してちょ、と思いつつ快諾。

数分後、まっさらになって例の現象が解消したiPhone5が…。

帰宅してバックアップから復元してみてもちゃんと動いています。いったい何が起きたのやら。
iOSではホーム画面まで影響を及ぼす様なソフトウェアを脱獄なしに作るのは難しいでしょう。
何かiOSのレアなバグを踏んでしまったのでしょうか。

こんな症状が出た方は一度復元を試してみると良いと思います!

日常のレーシングアクシデント

近年、みんな「仕事は増えるが人は減る」状態になっていて人手が足りている職場なんて1つも無いのではないかという状況になっています。
こうなるともう皆が事故を起こさない様に、しかし最高速で走る「レーシング」をすることが求められてきます。

仕事の場では何かしらの事故が発生すると必ずその原因を追及し、再発防止策を考え、ルールを作って対処します。
これをうまく運用しないと仕事には新しいルールがどんどん増え、その結果速度を保つことがすごく難しくなってきます。

F1ではアイルトン・セナ選手の死に学び、安全性向上のための新しいルールが日々導入され、結果として世界トップクラスの安全なモータースポーツになっています。そしてそのルールは速度を落とすことをしていません。現に同じコースで安全に走行しているのに最速ラップタイムはどんどん更新されています!

我々も仕事において何らかの事故が発生した時に盲目的に対症療法としてルールを作るのではなく本当にそのルールが必要なのか、速度を落とさないで同等以上の効果のあるルールが無いかを考え続ける必要がありますね。

F1などのレースではクルマがぶつかった時にどちらに非があるかという判断がスチュワード(レース審査員)によってなされ、その結果どちらにも明らかな非が無い場合は「レーシングアクシデント」として不問にする習慣があります。

世の中にはレーシングカーの様に少しこする程度の事故は許されるクルマがあればハイヤーの様に安全性が最優先されるクルマもあります。

要求される速度を常に考え、速度が要求される場合には日常にも「レーシングアクシデント」の存在を認める必要があるのではないでしょうか。