iOSDC Japan 2022を主催した

去る2022年9月10日(土)〜9月12日(月)にiOS関連技術をコアのテーマとした草の根技術カンファレンスiOSDC Japan 2022を主催しました。

今回の開催は早稲田大学 理工学部キャンパス(オフライン)とニコニコ生放送(オンライン)のハイブリッド開催でした。iOSDC Japanは2020年, 2021年はオンライン開催だったので実に3年ぶりのオフラインを含む開催になりました。

過去2回のオンライン開催を経てiOSDC Japanはカンファレンスやスポンサーのみなさまからお預かりしたノベルティをノベルティボックスに封入して郵送するようになっているので会場の物流は過去開催に比べるととても負荷が軽くなりました。1

iOSDC Japan 2022のノベルティボックス

今開催を総括すると「たいへんだった」に尽きます。久しぶりのオフライン開催ということでカンが鈍っていたのかスタッフ数が十分でなく特にトラック担当のスタッフのみなさんの負荷が高くなってしまいました。

この原因は2つあって、1つめがトラック数の増加、2つめがハイブリッド開催の影響でした。

iOSDC Japan 2019は5トラックのうち1トラックがアンカンファレンスだったのでスタッフが不要だったのに今回は5トラックすべてトークに使用したのでそもそもスタッフを増やす必要があったのですが、それに気付かなかったのが1つめ。

会場への来場者が2019の1,200人前後からハイブリッド & 入場制限の影響で500名前後に減っている & 前述のとおり物流負荷が著しく減っているので2019よりスタッフが少ないけど大丈夫だろうと読んだのが2つめ。こちらは「受付周りについてはその通りだがトラック担当は人数が少なくなってもそこまで減らない」でした。

現在のiOSDC Japanは、スピーカー(登壇者)のPCのHDMI出力と顔を撮影するビデオカメラ画像を合成してニコ生に配信しています。さらに会場ではニコ生に配信した画像にニコ生のコメントを合成しています。2

会場でも流れるコメントが見えて盛り上がります

この配信システム、毎年進化しているのですが、ニコ生コメントの表示は今開催から導入していて、この対応にもスタッフの人手がかかったりしていました。

さらに、この配信システムのコアの担当のスタッフが開催1週間前に新型コロナウイルス感染症に罹患してしまい当日参加できないというアクシデントも重なって、スタッフ一同余裕ゼロの真顔でスタッフ業務していました。

我々のカンファレンスは「業務の属人化はいとわない」「その人がスタッフ卒業してできなくなることがあればそれは廃止する」というスタイルで運営していて、これそのものは草の根カンファレンスの熱量を高く保つ方法として間違っていないと思っているのですが当日急に参加できなくなることのリスクヘッジは(特に新型コロナウイルス感染症のある世の中になってしまった上)もう少ししないとな、と反省しました。

という訳で…

とても「たいへん」だった開催なのですが、一方でみなさんと顔を合わせての開催はやはりとても良く、久しぶりにスピード感のあるLTができたりでとても楽しい開催でした。

今回はiOSDC Japan恒例の「前夜祭ビール」とか「LTビール」とか「懇親会」が一切無かったので、まだ100%ではない感じですが、次回開催があれば100%…いや120%の開催をしたいと思っています。

みなさま、今回もご参加、ありがとうございました!

  1. ずっと受付担当をしているスタッフが「やることが無い…」「失業だ…」と言うぐらいになりました
  2. 会場の方は映像と音はリアルタイムに聞き、ニコ生のコメントは少し遅れたものを見ていることになります