2020年買って良かったモノ

12月29日です。あっという間の2020年でしたね。

長谷川の勤務するデジタルサーカス社は2月の一斉休講から原則リモートに移行し、2021年10月まではリモート体制を維持することにしたので、それに対応するために(だけじゃないけど)いろいろNew Gearを買いました。

今年買ったモノのうち「これは良かったのでお勧めできる」というものをご紹介します。時系列ベースなのでちょっとまとまりが無いですがご容赦ください。

SONY BRAVIA KJ-55A9G

SONYの55インチ有機EL 4Kテレビです。

  • モッサリしないサクサク動作
  • Android TV内蔵でGoogle Playからアプリをダウンロードしてインストール可能
  • リモコンがBluetoothベースでTVの方を向けなくても使用可能
  • HDR対応でYouTube動画やPS4でのゲームが超美麗

というあたりがとても気に入っています。

いままで「TVというものはモッサリしているものだ」「表示機器であり外部にデバイスを接続してナンボ」みたいな認識だったのですがそれが覆されました。dアニメストア、NETFLIX、Amazon Prime VideoのアプリをインストールしたらこれまでTVに接続していたApple TVやFire TVが不要になり、Bluetoothベースで机の上に置いたまま操作可能なリモコンも相まって最高のユーザ体験が得られています。

画質も満足。特にHDR対応コンテンツの視聴に大満足しています。

次にご紹介する「独自プロトコル & BlueTooth 両対応キーボード」と合わせて使うと快適でそういう意味でも気に入っています。

オススメの逸品です。

Logicool テンキーレスワイヤレスキーボード G913-TKL-TCBK

「ワイヤレス」「Bluetoothじゃない」「茶軸」というキーボードをずっと探していたのですが、ついにその条件にマッチする製品が発売されたので早速購入しました。

専用USBレシーバー経由で接続するのですがBluetoothでも接続することができ、キーボード上部のボタンで接続の切替ができるので、専用レシーバーでPCに接続し、Bluetoothを前述のBRAVIAとペアリングしています。テレビでコンテンツ検索する時などにとても便利です。

キーはロープロファイルの茶軸になっていてタッチ感良く、前に使っていたCherry茶軸のキーボードと比べるとキータッチ音も静かで気に入っています。

右上にはメディアコントロールボタン(再生コントロール、ミュート、音量)がありますが、これはmacOS、Windowsともに特別な設定なしに使えています。(どちらの環境もG Hub(ドライバ)を入れているのでそのせいかもしれません)

唯一難点があって、ファンクションキーがふつうのファンクションキーでなく、専用ドライバ経由でファンクションキーをマッピングする、という形になっていて、それが少しおかしな挙動をしたりします。Karabiner Elementsでキーとして認識されないとか。

競合が無いこともあり、総合的には良い製品です。選べるぐらい出ると良いんですけどねー。

精密電動ドライバー

USBで充電できる充電ドライバーです。

かねてからRaspberry Pi のケースはじめ頻繁に小さいネジを開け閉めしているのですが、今年思い立って買ってみたら大正解。いままでドライバーでクルクルしていた時間は何だったんだ…と思えるほどでした。

これを買ってからは「さっき閉じたフタをまたすぐ開ける」みたいなのがおっくうでなくなってとても重宝しています。

長谷川が買った製品はAmazonで欠品になっていたので上記リンクは類似品です。ぱっと見同じものに見えますが違うものかもしれません。類似品が他にもいろいろありますので比較して頂くと良いかと思います。(とは言っても見極めが難しくある程度いい加減に選ばないと決められないのですが。)

ロジクール ポインター R500GR

PCに接続してプレゼン資料をページ送りするデバイスです。本体に格納できる専用レシーバー経由 or Bluetoothで使用できます。

以前はコクヨの黒曜石を使っていたのですが自分の環境ではたまに不安定で2ページ送っちゃったりしていて代替を探していてこれに落ち着きました。

黒曜石よりは大きいのですが、安定して使える、電池の持ちがそこそこ良い、レーザーポインターもついてて便利かも、という意味で気に入っています。(レーザーポインター使ったこと無いけど。)

Blue Microphones Yeti Nano USB

USB接続のコンデンサーマイクです。リモート勤務がはじまってしばらくはAirPods Proを使っていたのですが音質改善をしたくて購入しました。使い勝手はごく普通なのですが音質は満足できるレベルでデザインもカワイくて気に入っています。

普段は口から30cmぐらいの距離で使用していますが、音質を追求するならS/N比的に口に近づけた方が良く、Podcast収録の際などはこの製品は使用せず Zoom H5 + SHURE BETA 87A を使用しています。

パワーグリップ

懸垂とかダンベル持つ系とかで対象の筋肉より先に握力が死ぬ系の種目で便利なパワーグリップです。いきなりこれ買うのもちょっとなーとストラップ状のものを使っていたのですが、薬指の根元の皮が厚くなってしまって、前から気になっていたこの形状のものに買い換えました。

結果としては、ストラップより幅が広いので力が均等にかけられてトレーニングが安定しました。ビビらず最初から買っておけば良かったなーと思いました。(でもやっぱりちょっと勇気いるよね。)

上記リンクの製品はなぜか「TUYOI」とか書いてあってちょっとアレではありますが、安くてふつうに使えて洗濯もできるので気に入っています。

ALINCO 懸垂マシン FA900A

緊急事態宣言が出て、通っている24時間ジムがクローズしてしまったので「せめて筋肉の維持を」と思って買った懸垂マシンです。もっと安い製品もあるのですが、一定以上の品質のものが欲しく、安定のアルインコということでこの製品を選びました。

我が家ではリビングに置いています。家に懸垂マシンがあるというのは思ったよりずっと体験が良く、仕事の合間に飲み物を取りに行って懸垂数回、ご飯の前に懸垂数回、と細かく継続的に背筋を鍛えることができました。

今はまた週2でジムに通うようになったので使用頻度が下がっていますがコロナ禍が落ち着くまでは置いておこうと思っています。

Philips Hue

お手洗いの照明を人感センサー付きにしたいと思っていろいろ調査した結果、Philips Hueに落ち着きました。

Hueは関連商品がたくさんあるのですが、その中のE17電球とモーションセンサーの組合せで無事お手洗い(と階段)の照明を人感センサー駆動にすることができました。

HueはHubブリッジとHue対応デバイス、Hueアプリがあればスマート家電としての使い方ができ、さらに、AlexaやGoogle Home, Appleのホームとの連携もできます。1

この他に、Hue対応の蛍光灯や物理スイッチを買ったりしていますが、こちらはまだ「設置しただけ」みたいな状態で「最高!」とはなっていません。今回のオススメは「既存の電球と置きかえて人感センサー照明にする」という部分でのオススメです。

万城 わさび

わさびです。

長谷川はわさびが好きなのですが、チューブのわさびが苦手で、かといって毎回わさびを摺るのも現実的で無く、粉わさびを使っていたのですが、よく考えるとお刺身を買った時に付いてくるわさびも良いことを思いだし「ならそれを買えば」ということで買いました。

500個買ってすべて冷凍して使っています。冷凍のまま小皿に出してもすぐ溶けるので特に解凍する必要はありません。お刺身を買ってきた時にわさびの残りを気にしながら食べたり、宅配寿司を注文した時に別添わさびが足りない…と悲しい思いをしたりすることもなく幸せにわさび生活をしています。

お好きな方 & 冷凍庫に余裕があればおすすめです!(1週間に5個使うとしても使い切るのに2年かかるのか…となっていますが。)

AfterShokz Aeropex / OPENMOVE

前述のコンデンサマイクBlue Microphones Yeti Nano USBとあわせて購入した骨伝導ヘッドフォンです。

リモート体制になってからDiscordを使用して「いつでも話しかけていいよ」という状態を維持しているのですがAirPods Proだとバッテリーライフ的に厳しい、ということでバッテリーが持つワイヤレスヘッドフォンを探していたところ@lestrratさんの紹介記事でAeropexを知り、購入してみました。

結論としてはライフチェンジングと言っても過言でないくらい自分の目的に合っていて、とても重宝しています。

最大のメリットは、やはり耳を塞がないことで、耳にツラくない & 外の音が聞こえるのが便利です。最初は若干締め付けが気になっていたのですが最近は慣れたのか、経年変化で締め付けが弱くなったのか、気にならなくなりました。

@lestrratさんの紹介記事にもありますが音質は「お察し」なのでリモートワーク中はAeropexは会話用にのみ使用し、BGMは別のスピーカーから流しています。(仕事しながらのBGM程度ならAeropexでも良いとは思いますが。)

最近OPENMOVEを買い足しました。これはジムでランニングする時に使用しています。当初はAirPods Proを使っていたのですが汗をかくと落ちそうになって拭いたりする必要があり、それが面倒に思っての買い足しでした。

AeropexとOPENMOVEにはあまり差は感じないのですが、音量的にはAeropexの方がしっかり出る様です。OPENMOVEは最大音量にしても物足りないことがあり、価格差が気にならなければAeropexを購入すると良いのでは、と思います。

曙産業 ゆでたまご器 2個用 RE-277

電子レンジでゆで卵を作れる機具です。長谷川家の電子レンジは600Wなのですが、加熱6分 + 放置6分で完璧な半熟卵が作れています。

低温調理器と同じく、同じ時間を設定すれば毎回同じ様に半熟卵が作れる冪等性担保感がエンジニア的にキモチ良く、リモートワークに移行して家でご飯を食べることが多くなったこともあり、とても重宝しています。

BUFFALO 10GbE HUB & OWC Thunderbolt 3 10G Ethernet Adapter

突然思い立って自宅にNURO光 10Gsの回線を引き、せっかくなら、ということで導入した10Gbpsイーサネットセットです。安価に複数の10Gbpsポートを持つHUBはあまり無く、メインで使用しているMacBook Proだけ10Gbpsになれば良いか、という考えのもと導入したセットです。

このHUBは10Gbpsのポートを2つ持っているので、NURO光 10Gsのルータの10GbpsのポートとHUBを接続し、もう1つの10GbpsポートにOWC Thunderbolt 3 10G Ethernet Adapterを接続しています。

OWC Thunderbolt 3 10G Ethernet Adapterはその名の通りThunderbolt 3接続なので、MacBook ProのUSB-Cポートに接続するのですが、MacBook Proを再起動したときになぜか認識されず一度抜いて刺し直すと認識する、という現象がたまに起きていて「最高!」という製品ではないのですが、つながってしまえば安定して使えているので「まあ合格」というところだと思っています。

HUBとあわせて「最高!これしか無いね!」という感じでは無いのですが「10Gbpsのサービスである程度安定して使えて、スピードテストで6〜7Gbps出る組合せだよ」ということでのご紹介でした。

Amazon純正 スマートプラグ

「Alexaからコンセントを抜き差しするやつ」です。Echoにボイスコマンドを喋ってサーキュレーターをON/OFFするのに使っているのですが、普通に使えて重宝しています。

セグウェイドリフト W1

見た目のとおり上に乗って走るパーソナルモビリティ機器です。

公道は走れないですし、構造上スムーズな路面でないと走れませんが「実用性は度外視!ただ楽しい!」という製品です。2

慣れると自由自在に乗りこなせるのですが、慣れるまでに少し時間が必要です。自分は初めて乗るときにあまりに無防備に乗り、スッ転びました。妻の初乗りも同じ失敗をしそうになってサポートしたりしたので、みなさんも初めて乗るときはお気を付けください。2

Oculus Quest 2

単体で動くVRヘッドセットです。前機種のOculus Questと比較すると解像度や処理速度はアップしている一方、ディスプレイがOLEDから液晶になっていて、そこが気になっていたのですが、VRヘッドセットはまだまだ「解像度は正義」「処理速度は正義」の世界の様です。

大昔にSEGAのDreamcastでプレイして大好きだった「スペースチャンネル5」の続編が「スペースチャンネル5 VR あらかた★ダンシングショー」として供給されており、それとあわせて最★高!となっています。

他にもGoogleストリートビューの世界をコントローラで歩き回れる「WANDER」もちょっと衝撃的に面白く、おすすめです。

なお、Oculus Quest 2、標準のヘッドストラップがゴム製なのですが、プラスチック製でしっかり固定できる純正オプション、Quest2 Elite ストラップを使うと体験がグッとアップするのでおすすめです。

Synology DiskStation DS1819+

Intel CPU + Linux に独自UIを搭載した8ベイのNASです。

家にある3TB × 8のRAIDアレイ× 2を置きかえたくて導入しました。これらはRAID6なので3TB × 6 × 2 = 36TBあり、今回は8TBを8本入れたRAID6 8TB × 6 = 48TBのアレイとしました。

選択ポイントは「Linux標準で読める形式のRAIDを扱えること」ぐらいだったのですが、購入してみたら独自UI部分のデキの良さに驚愕しました。

HDDを装着してWeb UIを開くとマルチウィウドウなOS的なUIが表示され、コントロールパネルからそれらしいアイコンをぽちぽち押していくとRAIDアレイができてしまいます。

ここまででも相当感動したのですが、容量不足やRAIDがデグレードした時2などの通知を設定することができ、メールはもちろん、SlackやDiskStation用iOSアプリへのプッシュ通知を通知に設定できたり、Googleドライブ、Dropbox、S3などのクラウドストレージにファイルを同期できたりと、「自分でやればできるけどちょっと大変」なことが最初からできる様になっていてびっくりしました。1製品での感動ポイント数という意味では今年買った中でも最高だと思います。

長谷川家ではsmbでのファイルサーバの他、DHCPサーバ、DNSサーバとしても使っています。そのほかにもiTunesサーバ、DLNAサーバなどの「パッケージ」が公開されていて、「パッケージセンター」からインストールすることで機能を増やすことができます。

外部I/FとしてはUSB3とeSATAを持ち、HDDを接続して使うことができます。USB3にHDDをそのまま刺せるUSB3-SATA I/Fを接続してバックアップなどに使っています。


センチュリー スライディング裸族 SATA6G CSDRU3B6G

eSATAポートに我が家で使っていたeSATA接続の8台収納HDDケース「テラタワーSATA RAID」が接続できたら移行がラクだなーと思っていたのですが、DS1819+のeSATAポートがテラタワーSATA RAIDが使用しているポートマルチプライヤに対応していない様で、最初の1台しか認識しませんでした。純正のドライブ増設ケースもポートマルチプライヤを使用している様なので認識できるポートマルチプライヤもあるんでしょうね。2

使って感動した、という意味では今年イチかもしれません。NASをお探しの方は是非選択肢に入れてみてください。

アストロシティ ミニ

ここ数年流行っている「レトロミニ」の系統の製品ですが、この製品はその中でも頭一つ抜けて良く出来ています。愛と情熱を感じると言うか。

同系統の製品だとNEOGEO miniがありますが、それと比較してコントローラー部分のデキの良さや、大きめの画面など、ハードウェア的な部分で良く出来ています。

上記の右の製品は「本体の下に装着してゲーセン筐体ぽい形にする」ためだけのパーツで、ゲーセン椅子も付いてくるというノリっぷり。いやあ、すばらしい。さすがです。

この「下部分」は貯金箱になっていて、コイン投入口が付いています。ここにコインを投入するとクレジットが入るという改造をしてる方も見えて、すばらしいですね〜。

「下部分」を装着したアストロシティミニ

ソフトウェア的にもとても良く出来ています。

コントローラが6ボタンなのですがこれは多くのゲームにとっては要求するボタン数より多く、余ったボタンを「連射ボタン」として使える様になっています。連射、標準で付けておいて欲しいですよね〜〜。スーパーファミコン ミニのコントローラー、連射改造しちゃったよ!

連射改造したスーパーファミコン ミニのコントローラー

クレジットが無限なのも良いですね。自分はゲームをシビアに楽しみたいのではなく、雰囲気を楽しみたいだけなのでクレジットとか連射とかはラクをさせて頂きたいですからね!

収録ゲーム紹介は公式サイトに譲りますが、スペースハリアーの音楽が!ファンタジーゾーンの音楽が!という楽しみ方もアリだし、ボナンザブラザーズやタントアール、コットンといった名作をマジでプレイするのもアリですね。

と言う訳で「これは…!最高…!」という製品でした。

そう言えば、最近、仕事中はYouTubeでレトロゲームの音楽を流していることが多いのですがその中で「青春スキャンダル」というすごい名前のゲームが出てきて確かに音楽は良いのだけど「これはいったい何なんだ」「見たこと無いぞ」と思っていたのですが、それが収録されていてビックリしました。音楽、イイんですよね。

という訳で…

2020年に買って「良かったな」と思ったモノたちでした。

今年もいろいろ買ったな〜。

  1. 自分はAppleとしか連携していないので、AlexaやGoogle Homeとの連携の使い勝手はわかりません。
  2. あえて実用性を見いだすとすると広いカンファレンス会場の移動には良いかな…